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法人向けガソリンカードとは?メリットやおすすめのカードをご紹介

oPPice編集部

法人向けガソリンカードとは?メリットやおすすめのカードをご紹介

法人向けガソリンカードとは

法人向けガソリンカードとは、石油会社やクレジットカード会社と提携して発行される法人や個人事業主向けのカードです。

系列のガソリンスタンドでの給油時に、割引価格で利用できる仕組みとなっています。企業の給油に関するコストを効果的に削減するための便利なツールです。

法人向けガソリンカードには、大きく分けてクレジット機能が付帯しているものとそうでないものがあります。クレジット機能付きのカードは、ガソリン代のみならずその他の支払いにも使用できるため、用途が広がります。

一方、クレジット機能がないタイプは、特定のスタンドでのみ利用可能で、給油専用としてシンプルに使用できるのが特徴です。

法人向けクレジットカードとの違い

法人向けガソリンカードと一般的な法人向けクレジットカードには適用範囲に明確な違いがあります。

法人向けのガソリンカードは、その名の通り燃料代に特化した支払いが可能です。社用車の給油管理などに優れており、各車両の給油量を細かく把握することができます。

一方で、一般的な法人向けクレジットカードにはもっと汎用性があります。多様な経費の支払いに対応しており、ポイント還元も一般的に0.5%から1%ほど受けられるため、企業の経費削減にもつながります。クレジットカードを導入することにより、経費精算の手続きが効率化され、業務全体の効率も向上します。

また、法人向けクレジットカードは多くの場合、法人向けの付帯サービスが充実しています。たとえば、空港ラウンジの利用や旅行傷害保険、健康診断のサポート、ホテルやジムの優待割引などがあげられます。

このようなサービスは出張の際や従業員の福利厚生を充実させる手段ともなります。ただし、入会には審査が設けられ、付帯サービスが豊富である分、年会費が必要になる場合があります。選ぶ際には年会費とサービスのバランスを慎重に検討する必要があるでしょう。

法人向けガソリンカードのメリット

法人向けガソリンカードのメリットについて説明します。

ガソリン代の割引が受けられる

法人向けガソリンカードを使って給油すると値引き価格で給油できたり、ポイント還元を受けられるためお得です。

利用頻度の高いガソリンスタンドが決まっている場合、そのスタンドで使用できるカードを選択することが重要です。利用エリアが広範囲にわたる企業は、複数のスタンドで利用できるカードを検討すると良いでしょう。

割引の方法はカードによって異なり、主にポイント還元やキャッシュバック、契約価格、そして変動割引があります。ポイント還元やキャッシュバックでは、利用金額に応じて一定の割合で還元されます。

契約価格は一定の価格で給油できますが、ガソリン代は変動するため、常に最安値が保証されるわけではありません。変動割引は、給油量に応じて割引額が変わる仕組みで、特に多量に給油する場合には大幅なコスト削減が期待できます。

年会費が必要なカードほど、無料のカードよりも高い還元率が設定される傾向があります。ガソリン代の支払いに特化したこれらのカードは、一般的な法人クレジットカードと比較して割引率が高いため、企業の経費削減に貢献します。

経費精算の効率化が図れる

従業員に法人向けガソリンカードを持たせることで、経費処理の手間を削減します。給油のたびに従業員が立て替え払いをする必要がなくなり、精算も一度の請求で済むためです。そして、高速道路を頻繁に利用する場合には、法人用ETCカードを併用することで、さらなる経費精算の効率化が図れます。

また、法人向けガソリンカードを経費精算ツールと連携することで、経費業務の効率が更に向上します。必要なデータが自動的に取得されるため、入力ミスの防止も期待できます。

そして、社用車ごとにカードを登録することで、どの車がどれだけ燃料を消費しているか、給油の詳細な履歴が一覧で確認できるため、車両管理がしやすくなります。

法人用のETCカードについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。
https://oppice.parkingmarket.co.jp/article/manegement/997/

給油量の管理ができる

法人向けガソリンカードは、社用車の管理に便利なツールです。このカードには社用車の各車両を登録でき、どの車両がいつ、どこで何リットル給油されたかといった細かな利用履歴を追跡することが可能です。これにより、車両ごとの燃料消費量を一目で把握できるため、管理の効率が向上します。

法人向けガソリンカードを利用することで、会社全体の車両利用の実態を一元的に管理できるため、経費削減や効率的な運用に向けたデータを容易に収集することができます。企業の車両管理において大きな助けとなるでしょう。

法人向けガソリンカードを選ぶ際に確認したいこと

法人向けガソリンカードを取得する際に、事前に確認したほうがいい点について説明します。

年会費の有無

法人向けガソリンカードを選ぶ際に確認すべきポイントの一つが、年会費の有無です。

法人向けガソリンカードには年会費無料のものも多いですが、一部には年会費が発生するものも存在します。特にクレジット機能を持つカードでは、年会費がかかるケースが一般的です。

また、年会費がかかる場合はメインカードと追加カードを発行する場合は追加カードの年会費も含め合算し、全体のコストを把握することが重要です。カードの保有に全体としてどれだけの経費がかかるかをあらかじめ確認しておくことで、自社のニーズに合った最適な選択が可能となります。

年会費の有無だけで優劣を判断するのは得策ではありません。年会費を払っていてもガソリン代の割引率が高く、結果的に総出費を抑えられるケースも多々あります。

したがって、カードの選定においては、ガソリン使用量やカード限度額、割引率といった要素も考慮し、総合的に判断することが必要です。

ポイントの還元率やガソリンの割引率

法人向けガソリンカードを選ぶ際には、ガソリン代の割引率を考慮に入れる必要があります。年会費がかかっても、それ以上の割引が受けられるカードも多く、これにより総費用が削減できるケースも少なくありません。

ガソリン代の割引サービスは、すべてのガソリンスタンドで割引が適用されるわけではなく、指定のスタンドのみの場合もあるため、利用頻度の高いスタンドでの適用が可能なカードを選ぶと良いでしょう。

カードによって提供される割引が、ポイント還元やキャッシュバックという形で受け取れる場合もあります。お得に利用できるカードを選ぶためには、さまざまな要素をトータルで判断することが不可欠です。

追加カードの発行が可能か

法人向けガソリンカードを選ぶ際には、企業が複数の車両を所有する場合に便利な追加カードの発行可否を確認しておきましょう。カードの発行可能枚数や、それに伴うコストはカード会社により異なるため、事前に調査しましょう。

また、車両ごとにナンバー登録可能なタイプのカードを選ぶことで、運用管理の手間を軽減できます。特定のガソリンスタンドでのみ利用可能な設定ができるカードでは、不正利用を防ぐ効果があります。

さらに、高速道路利用時に便利なETCカードの発行を検討中であれば、ETCカードが発行できる法人向けガソリンカードを選択するといいでしょう。

割引対象のガソリンスタンドが近くにあるか

法人向けガソリンカードを選ぶ際には、割引対象となるガソリンスタンドが近隣に存在するかを確認することが重要です。

多くのガソリンカードは割引可能なスタンドが限られており、対象外の場所で使用した場合には割引やポイント還元が受けられないことがあります。

このため、カードを申し込む前に、日常的に利用するスタンドが割引対象に含まれているかをあらかじめ確認しておきましょう。

おすすめの法人向けガソリンカード

さいごに、おすすめの法人向けガソリンカードを3つご紹介します。

出光クレジット株式会社「出光Bizカード プラス」

お得に使えるガソリンスタンド

全国のapollostation

特徴

出光Bizカード プラスは、法人および個人事業主に特化したガソリンカードです。

年会費は無料でカード有効期限は5年間となっており、全国のapollostationでの給油が可能です。ガソリンや軽油、灯油が契約価格で購入できます。

このカードは、車両番号や利用可能商品の登録ができるほか、ETCカードの発行もできるため、ETC利用料金も含めた車両別の経費明細を見ることができます。

インターネット経由で明細書確認が可能で、紛失・盗難時には補償を受けられるため、安心して利用できます。

費用

入会金・年会費は無料です。

URL

https://www.idemitsucard.com/corporate/bizplus/

ENEOS株式会社「ENEOS BUSINESS」

お得に使えるガソリンスタンド

日本全国のENEOSサービスステーション

特徴

ENEOS BUSINESSカードは、日本全国のENEOSサービスステーションで利用できる法人向けガソリンカードです。

「ENEOS BUSINESSカード」と「ENEOS BUSINESS II」の2種類から選べます。「ENEOS BUSINESSカード」では、入会したENEOSサービスステーションで取り決めた契約価格にて燃料購入が可能です。「ENEOS BUSINESS II」は店頭価格での給油が可能なカードです。

どちらのカードも給油をはじめオイル交換、洗車などの支払いにも対応しています。また、利用代金明細はWebで確認できるので、経理の合理化や車両管理に貢献します。

カード盗難や紛失への補償が付き、ロードサービスも24時間365日電話一本で対応してくれるため安心です。

費用

入会金・年会費は無料です。

URL

https://www.eneos.co.jp/business/card/business.html

コスモエネルギーホールディングス株式会社「コスモ コーポレートハウスカード」

お得に使えるガソリンスタンド

全国のコスモ石油のサービスステーション

特徴

コスモ コーポレートハウスカードは、全国のコスモ石油のサービスステーションで利用が可能なガソリンカードです。

ガソリンや軽油のほか、洗車、オイル交換、タイヤ、車検など、コスモ石油で提供している幅広いサービスをキャッシュレスで購入できます。コストを抑えつつ効率的に利用することができ、さらに毎月の利用状況を明細で簡単に管理できるため、経理業務の負担を大幅に軽減する優れたツールとして評価できます。

「コスモ コーポレートハウスカード」のみ発行の場合は「コスモ コーポレートJCBカード」の還元プログラムであるOki Dokiポイントプログラムの対象外になるため、ポイント目的の利用には向いていません。

「コスモ コーポレートJCBカード」と「コスモ コーポレートハウスカード」を同時発行する場合は「コスモ コーポレートハウスカード」で利用した分も「コスモ コーポレートJCBカード」で一括精算されるため、Oki Dokiポイントプログラムの対象となります。

法人クレジットカードの発行も合わせて検討している場合は、支払いを一本化できるため便利です。

費用

入会金・年会費は無料です。

URL

https://www.cosmo-energy.co.jp/ja/services/card/corporate.html

まとめ

法人向けガソリンカードは、ガソリン代を抑えるだけでなく、業務効率の向上にもつながるツールです。

毎回の給油に際して従業員が立て替えて精算することなく、毎月ごとの一括精算が可能になるため、経理担当者の負担が軽くなります。また、給油履歴を追跡できるおかげで、車両ごとの燃料使用量が一目で分かり、車両管理の効率が向上します。

法人向けガソリンカードは大きく分けて、クレジット機能付きと無しの二種類があります。選ぶ際には、自社の利用状況に合ったカードを選び、割引対象のスタンドが近隣にあるかどうか、年会費の有無や割引率、ポイント還元といった各カードの特性を比較することが必要です。

最適な法人向けガソリンカードを選択すれば、企業全体の経費削減と業務効率の向上を実現できるでしょう。

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