社用車に傷がついてしまった!傷を放置するリスクや修理依頼ができる業者についても解説

社用車に傷がついてしまった際に、それが小さな傷であれば会社に報告せずに、そのままにしてしまうことがあるかもしれません。しかし、それを見過ごして放置することはリスクを伴うため、早急に修理を行うことが大切です。
この記事では、車の傷を放置するリスクと、修理を依頼できる業者について詳しく解説いたします。
車についた傷を放置するとどうなる?
車についた傷を無視して放置すると、見た目が悪くなるだけでなく、車体全体に深刻な影響を与えることがあり、最悪の場合には車両の寿命を縮める原因になります。
小さな傷でもサビの原因になる
自動車の車体は金属を素材とするため、傷によって塗装が剥がれると、その部分から水分や酸素が浸入しサビが発生します。特に日本の高温多湿な気候は、サビの発生を促進しやすくするのです。
冬場に融雪剤を使用する地域では、塩分がサビの進行を早めるため、より注意が必要です。また、海沿いの地域では、潮風による塩害が車体のサビを促進するリスクを抱えています。
小さな傷であっても、サビの侵食範囲は拡大していきます。表面の塗装が剥がれている箇所から起こりやすく、最終的には車体全体に影響を与える可能性があります。また、目に見えないエンジン内部や車体のフレームなど、重要な部位にまでサビが進行することもあります。車の見た目や性能を維持するためにも、早めの修理がおすすめです。
周辺の塗装も剥がれやすくなる
傷を放置すると、その周辺の塗装も徐々に剥がれやすくなり、次第に広い範囲へと影響が広がります。傷ついた箇所が雨風や紫外線にさらされることで、塗装の保護効果が失われやすくなるからです。
結果として、サビが発生しやすい状態が続くと、見た目の悪化はもちろん、車の資産価値も下がることが懸念されます。サビは目視できない部分から進行することが多いため、傷の放置は予想以上のダメージを招く恐れがあります。
周辺の塗装がさらに剥がれると、車体全体の美観を損ない、一度修理したとしても元の美しさを取り戻すのは難しくなります。さらに、その影響は塗装面のみに留まらず、車体フレームや走行に重要な部品にまで及び、最終的な修理コストが増大することが考えられます。
腐食してくる可能性がある
放置された傷が進行すると、最悪の場合には車体が腐食し始めます。車体は主に鉄でできているため、空気中の水分や酸素にさらされて酸化しやすいからです。腐食は塗装の下で進行し、目に見えないところでダメージを蓄積していきます。
特に放置されたサビは、車体の塗装を内部から侵食して浮いてくることも珍しくありません。こうした腐食が進むと、最終的にはボディ全体に穴が開いたり、構造上重要なフレームにまで影響が及ぶこともあります。
腐食が進行すると車の強度が失われ、安全性に問題が生じる可能性もあります。さらに、腐食の進行状況によっては修理コストが高額になるため、早期に対応することが賢明です。
車の傷を修理できる業者
車についた傷の修理には、どの業者を選ぶかが重要です。適切な修理業者を選定することで、コストや修理の質に納得できるでしょう。
板金塗装業者
板金塗装業者は、車の傷やへこみの修理に際して、専門性の高い技術と独自の修理方法を持ち、コストパフォーマンスに優れたサービスを提供します。ディーラーと比べると修理コストを抑えられるでしょう。
一方で、業者によって技術や設備にばらつきがあるため、どの業者を選ぶかは慎重に考える必要があります。選ぶ際には、実績や評判を確認し、自分のニーズに合った業者を選定することが大切です。
ディーラー
ディーラーでの修理は、メーカー指定の技術と純正部品を用いるため、安心して依頼できます。ブランドに精通した専門知識と修理技術により、高品質な仕上がりが期待できるのです。
また、複雑な修理や特殊な塗装を必要とするケースにも対応可能です。とはいえ、高い技術力が提供される分、コストは他の業者よりも高くなる場合が多いでしょう。品質を重視し、正規の修理を望む方に適していますが、コスト面での負担が気になる方には別の選択肢の検討をおすすめします。
ガソリンスタンド
ガソリンスタンドでは、給油のついでに車の傷の修理を頼むことができ、その手軽さが魅力です。営業時間が長いため、忙しいドライバーにも利用しやすいというメリットがあります。
ただし、車の修理を専門に扱うわけではないため、大きな損傷や複雑な修理には対応できないことがあります。仕上がりの品質にも差が出る場合があるため、使用目的や車の状態に応じて判断が必要です。
コスト面ではディーラーや板金塗装業者と比較してリーズナブルなことが多いため、コストパフォーマンスと手軽さを求める方にはおすすめです。
カー用品店
カー用品店での傷修理は、日常的にカー用品を購入する際に一緒に依頼できる便利さがポイントです。営業時間の長さからタイミングを選ばずに依頼しやすいですが、修理の専門店ではないため、複雑な修理には対応できないことがあるかもしれません。
それでも、コストはディーラーや専門の板金業者に比べて安価になることが多く、手軽なコストで品質を求める方には適しています。しかし、品質にばらつきが出る可能性もあるため、信頼できる店舗を見定めることが重要です。
出張サービス
出張サービスは、忙しい人にとって最適な選択肢として注目されています。専用の機材を自宅や駐車場など指定する場所に持ち込み、その場で小さな傷や凹みの修理が可能です。迅速な対応ができ、自身で車を移動させる手間も省けます。
ただし、大規模な修理が必要な場合には対応できないこともありますので、事前に問い合わせて傷の内容を伝えてみましょう。問い合わせの対応で、信頼できる業者なのかどうか見極めることが可能です。
車についた傷の修理費用の相場
それぞれの傷の種類による概算修理費用相場です。実際の価格は、業者や地域によって異なる場合がありますので問い合わせをお願いします。
ボディの擦り傷(手のひらサイズ程度)
ボディの表面にできた小さな擦り傷は見た目の印象が悪くなるため、多くのドライバーが早めに修理を考えることでしょう。修理方法としては、タッチアップペイントを使用して自力で補修する方法や、専門業者に持ち込んで丁寧に仕上げてもらう方法があります。修理費用の相場は1〜4万円程度です。
バンパーの擦り傷(手のひらサイズ程度)
バンパーに生じた手のひらサイズの擦り傷は、自身で補習キットを用いて補修することも可能ですが、慣れていなければプロに依頼するのがおすすめです。特に、塗装のムラが目立つ車種や色の場合、熟練の職人に依頼することで、綺麗に仕上がるでしょう。修理費用の相場は1〜3万円程度です。
ドアミラーの擦り傷
ドアミラーに傷がつくと機能的に影響が出る場合があります。軽微な擦り傷なら、市販の補修セットを使って対処することも可能ですが、細かい技術が必要です。色によっては、下手な補修が逆に目立つことも多いので注意が必要です。完璧を目指すなら業者に依頼するのが確実でしょう。修理費用の相場は5,000〜1.5万円程度です。
フェンダーの擦り傷
フェンダーがブロック塀に擦れてしまうと浅い傷では済まないことが多く、広範囲にガリ傷が広がる場合があります。このようなケースでは、通常の補修でなく、部分的な板金・塗装を必要とすることが多くあります。しかし、修理費用を比較した結果、傷の範囲や程度によってはフェンダー自体を新品に交換した方が、結果的に安価で美しい仕上がりになることもあります。傷を放置すると錆が進行する可能性もあるため、迅速な対応が重要です。修理費用の相場は4〜10万円程度です。
サイドシルの擦り傷
サイドシルを縁石で擦ると、想像以上に深刻な傷になることがあります。少し擦るだけで塗装が剥がれ、金属部分が露出することも少なくありません。放置すると錆の原因になるため、迅速な対応が求められます。傷が浅い場合は簡易補修で済むこともありますが、深い傷や広範囲に及ぶ場合は専門的な修理が必要です。修理費用の相場は3〜10万円程度です。
まとめ
自動車の傷を放置するリスクや修理依頼ができる業者について解説しました。傷を放置することは、サビや腐食の進行を招き、車両全体に深刻な影響を与える可能性があります。日本の気候や地域特性により、特にサビのリスクが高まるため、早急な対策が求められます。
傷の修理には複数の選択肢があります。板金塗装業者、ディーラー、ガソリンスタンド、カー用品店、出張修理サービスなど、それぞれのメリットを活かし、状況に応じた最適な選択を行うことが大切です。適切な業者を選ぶことで、修理費用を抑えながらも満足のいく仕上がりを得ることができます。早めの行動により社用車のコンディションを維持しましょう。