oppice 法人向け
車の総合サービス

ホワイトペーパーアイコン

法人の車両担当者の方向けの、
便利なホワイトペーパー(75ページ)

クーポンアイコン

お得なクーポン付き!

無料ダウンロード

テレマティクス自動車保険について解説

oPPice編集部

テレマティクス自動車保険について解説

テレマティクスは、自動車や電車などに搭載された通信機器を通じて、情報サービスを提供する技術です。これは「テレコミュニケーション(通信)」と「インフォマティクス(情報科学)」を組み合わせた造語であり、IoT(モノのインターネット)の一種として位置づけられています。

具体的には、自動車にインターネット接続が可能な通信機器を取り付けることで、交通情報やニュースをリアルタイムで乗客に提供できます。自動車保険の分野では、運転傾向を分析して保険料を算出する新しいサービスも登場しました。

この記事では、テレマティクス自動車保険の詳細について解説します。

テレマティクス自動車保険とは?

テレマティクス保険は、自動車に搭載された通信機能を活用し、ドライバーの運転データをもとに保険料を決定する新しい形の自動車保険です。

具体的には、カーナビやスマートフォン、ドライブレコーダーなどで取得した走行距離や運転速度、急ブレーキ、急発進といった運転特性をデータセンターに送信し、それをもとに保険料が計算されます。これにより、ドライバーの実際の運転状況に基づいた、より公正な保険料の設定が可能になります。

企業向け契約では、収集された運転データが安全運転の指導に活用され、個人向け契約では、ドライバー自身が安全運転を心がけるきっかけとして役立ちます。

一般的な任意保険との違い

テレマティクス自動車保険の最大の特徴は、個々のドライバーに応じて保険料が細かく算出される点にあります。ドライバーの走行距離や運転特性をもとに、走行距離に応じて保険料が決まるタイプと、運転行動のデータを分析して保険料が決まるタイプがあります。

一方、日本で広く利用されている従来の自動車保険、いわゆる任意保険は、契約条件や補償内容に基づいて保険料が設定され、過去の事故履歴などが等級に反映される仕組みです。事故がなければ次回の更新時に保険料を下げられることが特徴です。テレマティクス自動車保険とは違い、個々の運転実績に基づいて保険料が変動することはありません。

テレマティクス自動車保険の種類

テレマティクス自動車保険には、走行距離連動型と運転行動連動型の2種類あります。それぞれの特徴について説明します。

走行距離連動型(PAYD)

走行距離連動型自動車保険である通称「PAYD」(ペイド)は、車の走行距離に基づいて保険料が決まるシステムです。「PAYD」は「Pay As You Drive」(運転するほどに支払う)の略となります。

保険会社は、車に取り付けられている通信端末を使って実際の走行距離を確認し、それに応じた保険料を算定します。走行距離が保険料に影響する理由としては、走行距離が長くなるほど事故のリスクも上昇し、それに伴って保険料は増加するからです。これに対し、走行距離が短い人は事故に遭う可能性も低くなるため、保険料が通常よりも安くなります。

このような仕組みは、「週末だけ車を運転する人」や「近所の買い物で車を使うだけ」という人にとって特に経済的です。また、普段は公共交通機関を利用することが多く、車の利用時間が短い人にもおすすめの選択肢です。

運転行動連動型(PHYD)

運転行動連動型である通称「PHYD」(ファイド)は、ドライバーの運転特性に基づいて保険料が調整されるタイプの保険です。「PHYD」は「Pay How You Drive」(運転の仕方に応じて支払う)の略となります。

この保険では、車両に搭載された通信端末が、走行速度や急ブレーキ、急発進、ハンドリングの安定性など、細かな運転情報を収集します。それに基づいて事故のリスクを評価することで保険料を算出する仕組みです。

そのため、日常的に安全運転を心掛けている優良ドライバーに特に適した保険です。たとえば、ゴールド免許を有する経験豊富なドライバーは、通常の保険料よりも低い料金となります。一方で、初心者の人や意図しない速度超過、急な操作が頻繁な人は事故リスクが高まるため、保険料が高くなる可能性があります。このように、安全運転に努めることでコストメリットが生まれるため、運転に自信のある人にとっては理想的な選択肢です。

テレマティクス自動車保険の主なサービス

テレマティクス自動車保険には、安全運転診断や運転データの分析を提供し、Webサイトでデータにアクセスできる機能を備えています。さらに事故発生時には迅速かつ的確に対応するサービスを含む、さまざまなサポートを提供します。

安全運転診断・運転データの分析

テレマティクス自動車保険では、ドライバーに対する安全運転診断を提供します。日常的な運転データを詳細に分析し、客観的に評価することで、個々の運転特性を浮き彫りにします。保険会社によっては、次のようなサービスを展開しています。速度超過や急発進・急減速といった危険な運転挙動を検知すると、即座にメールで通知が届き、ドライバーに注意を促します。加えて、過去のデータを基に危険な運転が多発する地点をピックアップし、その情報を事前に提供することで、事故の未然防止に貢献します。

こうしたサービスを利用することで、自分の運転スタイルや癖を具体的に把握することが可能です。普段は気づきにくい運転の欠点を客観的に理解し、改善に役立てることができます。

Webサイトでデータにアクセスが可能

テレマティクス自動車保険のサービスでは、ドライバーの走行情報が蓄積されるだけでなく、そのデータにアクセスして活用できます。これにより、過去の運転履歴を閲覧したり、いつどこで危険な運転が行われたかを把握することが可能です。加えて、リスクの高いルートを確認することもできるため、データを基に安全運転を心がけるドライバーのサポートが実現します。

ドライバーは自らの運転傾向を理解することで、自身の運転技術の改善につなげられます。たとえば、データに基づいて運転中の癖やリスクを知ることで、具体的な回避策を講じることが可能です。

事故対応サービス

テレマティクス自動車保険のサービスの一つに事故対応があります。交通事故を自動で感知し、保険会社に速やかに通報する機能を備えているのです。これにより、迅速な対応が可能になり、ドライバーが事故の際に慌てることなくサポートを受けられます。

電話をかけずとも、担当者が現場に迅速に駆けつけるサポートも存在します。交通事故は、誰にとっても予期せぬ状況で心の余裕を失いがちですが、このようなサービスがあれば心強いでしょう。特に動転しがちな事故直後において、冷静な判断が求められる時には、このようなサポートがあれば安心です。

テレマティクス自動車保険を導入するメリット

テレマティクス自動車保険の導入により、ドライバーは安全運転を心掛けるようになり、結果として交通事故が減少し、同時に保険料も抑えられるという相乗効果が期待できます。それぞれのメリットについて説明します。

安全運転を心掛けるようになる

  

テレマティクス保険の導入により、ドライバーは急発進や急停止といった危険な運転を控える傾向が強まります。この保険はドライバーの運転行動に基づいて保険料が算出され、危険な運転の頻度によって料金が変動するため、安全運転を心掛けるようになるからです。

個々の運転特性がデジタルデータとして記録されることで、自身の運転スタイルを具体的に理解できるようになります。たとえば、急ブレーキを多用する運転が記録されると、ドライバーはその行動を改める必要性を感じることでしょう。これが結果として、より慎重で安全な運転につながります。

また、スマートフォンやタブレットなどのデバイスで、これらのデータが手軽に確認できるため、常に自分の運転を振り返り改善する材料とすることができる点は大きな利点です。こうしたフィードバックのシステムがあるからこそ、安全運転に対する意識向上が図られます。

保険料を抑えられる

テレマティクス保険は、安全運転を促進することでコストに優れた保険となります。運転の安全度を示すスコアが高くなると、保険契約更新時に保険料の割引やキャッシュバックが受けられることが特徴です。

保険料は一般的に「基本保険料」と「運転分保険料」で構成されていることが多く、前年の運転スコアや前月のスコア次第で割引を適用できる仕組みです。スコアはスマートフォンで確認でき、ドライバーの安全運転をサポートするツールとして利用されています。保険会社によって算定方法は異なりますが、安全運転に対してインセンティブを与える点は共通しています。

ドライバーは自分の運転スコアを意識すると同時に、その努力が直接コストに反映することで、安全運転を意識し続けるでしょう。

交通事故が減る

安全運転への意識向上は、交通事故を減少させる大きな成果を生みだすでしょう。

テレマティクス保険は、運転中の危険行動がリアルタイムで通知されるサービスを備えています。ドライバー自身が「ヒヤリハット」体験にあった場合には、運転の特性やタイミングを常に考慮することが可能になるでしょう。その結果、運転操作がチェックされているという感覚を通じて慎重な運転が促され、安全運転への意識向上につながるのです。

危険行動のフィードバック機能により、ドライバーが危険を予測しやすくするだけでなく、それを回避するスキルを向上させる役割も果たします。それが、交通事故の発生率を抑えることにつながります。

まとめ

テレマティクス自動車保険について解説しました。テレマティクス自動車保険は、通信機器を活用して運転データを収集し、個々のドライバーの運転特性に応じて保険料を決定する革新的なサービスです。走行距離や運転行動に連動するタイプがあり、安全運転を心がけることで保険料の削減が可能となります。

運転データはWebサイトで確認でき、速度超過や急ブレーキなどの危険運転を把握することができます。また、事故時には自動検知による迅速なサポート体制も整っています。安全運転への意識が自然と高まり、結果として事故防止にもつながるでしょう。

このように、テレマティクス自動車保険は従来の事故補償という概念を超えて、安全予防の視点から自動車保険を提供しているのです。

法人の車に関するご相談はoPPiceへ

専門スタッフになんでもご相談ください。
お電話でのお問い合わせの際は「oPPice(オピィス)」を見たとお伝えください。