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OTAとは?OTA技術の活用例や利便性について解説

oPPice編集部

OTAとは?OTA技術の活用例や利便性について解説

スマートフォンやパソコンでは無線通信(OTA)によるソフトウェア更新が当たり前になっています。そして最近では、自動車産業でもこの技術が普及してきています。

本記事では、OTAの仕組みや自動車における具体的な活用例、もたらされる利便性について詳しく解説していきます。

OTAとは?

OTAは「Over The Air」の頭文字から命名された、無線通信を通じてソフトウェアやファームウェアを更新する仕組みを指します。この技術の進化により、迅速かつ安全に更新を行うことが可能になっています。

最近では、自動車にも高精度なコンピューターが搭載され、さまざまなソフトウェアにより制御されています。こうした状況において、ソフトウェアの不具合は車両トラブルにつながりかねません。そのため、OTAを活用したスムーズなソフトウェア管理が重要となります。

OTAの仕組み

OTAは、日常生活で日々利用している無線通信技術の延長線上にあります。たとえば、スマートフォンやパソコンのOS、アプリのアップデートをオンラインで行うことも、OTA技術を利用しています。

技術の普及を後押ししたのは、インターネットと通信技術の急速な進化です。特に5Gの登場により、高速で安定した通信が実現され、製品やサービスの価値を高める手段としてOTAを導入しやすくなりました。

自動車のOTA技術の活用例

OTA技術は自動車に多く採用されています。カーナビや車両機能の更新、車両への指示や管理、データの収集やセキュリティ対策とさまざまです。それぞれについて説明していきます。

カーナビの更新

近年、OTAによるカーナビの更新が一般的になりつつあります。

以前は、カーナビの地図データを更新するためにCD-ROMやDVD-ROMといった物理メディアを使用して、古いものと交換する必要がありました。その後には、データ容量が増加するにともない、フラッシュメモリが用いられるようになりましたが、更新作業は依然として手間のかかるものでした。

OTA技術を利用することで、無線LANを利用した情報更新が可能になったため、作業は大きく効率化されています。Wi-Fiやパソコンを介して最新データを取得できるため、ディーラーに足を運ばなくても更新が完了します。また、動作不良の軽微な修正も無線で行えるようになり、利便性が格段に向上しました。このような変化により、ドライバーの負担が大きく軽減されています。

車両本体の機能の更新

また、OTA技術は車両本体の機能更新にも利用されています。これまでは専用のコンピュータを車両に接続し、ソフトウェアの更新を行うことが一般的でしたが、接続モジュールが搭載されていれば、無線で直接更新が可能です。

たとえば、運転支援機能やエアコンの設定を改善するための最新ソフトウェアを車両に配信できます。このため、自宅から離れることなく、簡単に車両の機能をアップデートしたり、不具合を解消することが可能です。

そして、車載ソフトウェアの更新もOTA技術で進化しています。かつてはディーラーや修理工場へ持ち込むことで有線接続による更新が必須でしたが、現在では無線でソフトウェアイメージを車両に直接送信し、新機能の追加や問題の修正が行えるのです。

車両アクチュエーターへの指示

アクチュエーターは、自動車のさまざまな部品やシステムを駆動するための要となる存在です。OTA技術を活用すると、車両アクチュエーターの遠隔制御が可能になります。

従来、アクチュエーターの制御はドライバーの操作や車載コンピューターからの指示に限られていました。しかし、OTA技術の導入により、ECU(電子制御ユニット)を介して、遠隔からの制御が可能になりました。

ブレーキやステアリング、エンジンのバルブ制御、さらにはドアや窓の開閉まで、さまざまな動作を離れた場所から操作できます。たとえば、緊急時にはブレーキを作動させて安全を確保したり、必要に応じてエンジンを安全に停止させたりすることが可能です。

将来的には、車両の故障時に遠隔でエンジンアクチュエーターへ指示を出し、安全な場所への移動や停止を実現できるでしょう。

車両の管理

従来、車の状態把握には整備士の耳と手による感覚的な診断が欠かせませんでした。しかし現代では、車載コンピュータ(ECU)が各部の状態を常時監視し、異常を即座に検知できます。

コネクテッドカーの普及により、ネットワークを介した遠隔での車両診断が可能です。これまで整備士が車両に直接診断機器を接続する必要があったところを、今ではVIN番号による個体識別からソフトウェアやハードウェアのバージョン確認まで、さまざまな情報にリモートでアクセスできます。

コネクテッドカーとは、インターネット通信技術を搭載した自動車のことで、これにより、OTA技術でのリアルタイムな車両管理が実現します。以前はコンピュータの診断や修正をディーラーで行う必要がありましたが、OTA技術によりその手間が省け、遠隔操作でコンピュータの状況を迅速に確認、修正できるため、不具合の検知や修理対応が大幅に向上します。

また、専用アプリを使うことで、日常的な使用でもOTA技術を体感できます。例えば、車に乗り込む前に室内温度を確認し、エアコンを起動することも可能です。

車両データの収集

OTA技術は自動車に革命的な利便性をもたらしています。車両からリアルタイムに取得される多種多様なデータは、運転の安全性向上や効率的なメンテナンスに役立ちます。

たとえば、車載センサーからは速度や加速度、ステアリング(ハンドル)の角度、ブレーキ圧などの走行状態のデータが取得可能で、故障の兆候を早期に察知します。そして、GPSやジャイロセンサーを活用することで、精密な位置情報も確認できます。

また、車内外の環境データとして気温や湿度、騒音、光量などが収集され、さまざまな解析に活用できるのです。これらのデータはクラウドに蓄積され、事故時の証拠として使われることもあります。

そして、カメラや他のセンサーを組み合わせることで、自動運転システムの開発が強化され、実用化に向けての道が着実に進みます。

さらに、運行履歴は詳細に記録され、走行距離や燃費、エンジン回転数などのデータが、メンテナンス計画の立案に役立ちます。

セキュリティ対策

OTA技術は、自動車のセキュリティを強化します。スマートフォンやパソコンのように、自動車の各種システムに最新のセキュリティ機能を迅速にアップデートできます。これにより、ドライバーは常に高い安全性を確保しながら自動車を利用することが可能です。

車載システム全体をリアルタイムで監視しながら、必要に応じて無線でセキュリティパッチを配布することで、システムを最新の状態に維持します。また、定期的に自動で侵入テストを実施し、システムの脆弱性やセキュリティホールを迅速に発見できます。これにより、潜在的なセキュリティリスクに対処が可能となります。

さらに、OTA技術は車両自体だけでなく、通信およびクラウドサービス全体を包括的に守ります。常時監視とセキュリティ機能の更新を通じて、外部からの脅威を未然に防ぐ体制が整っています。

自動運転機能のアップデート

自動車業界では、OTA技術が進化を続け、自動車の自動運転技術の向上を後押ししています。この技術を用いることで、ユーザーは自動車のソフトウェアをリモートで更新でき、車両の機能を向上させることが可能です。

テスラの「オートパイロット」では、定期的なアップデートによって新たな運転支援機能や安全機能を提供しています。たとえば、レーンキーピングアシストや自動駐車機能といった高度な技術が、OTAを通じて車両に導入されることが増えています。

トヨタもまた、OTAを活用してADAS(先進運転支援システム)の改善を進めています。車両のセンサーやカメラの精度向上をはじめ、運転支援アルゴリズムの更新などを定期的に行い、安全性の向上に努めています。OTAによって提供される新しい運転支援機能は、ドライバーの利便性を高め、より安全で快適なドライブ体験を提供するのです。

このように、自動車メーカー各社はOTA技術を活用し、安全性と利便性を向上させるための競争を展開しています。

自動車のOTA技術がもたらす利便性

自動車のOTA技術は、ソフトウェアの更新や車両性能のアップデート、車両の不具合修正などを容易に行えます。ここから、それぞれ順に説明していきます。

ソフトウェア更新の手間と時間の削減

OTA技術は、無線通信を活用して車両のソフトウェアやファームウェアを更新する、自動車の運用をよりスマートにする革新技術です。これにより、ディーラーへの訪問や有線接続が不要となり、迅速かつ安全に更新が行えます。

たとえば、カーナビの地図データ更新も以前のようにCD-ROMやDVD-ROMでの手動操作は必要なくなり、手間と時間を大幅に削減することが可能です。

また、車両の機能更新やバグ修正も迅速に行え、ドライバーの利便性を高めてくれます。これにより、頻繁にディーラーを訪れる必要がなくなり、より快適なカーライフを送ることができるでしょう。

車両性能のアップデートも容易にできる

OTA技術は自動車の性能向上をサポートします。

たとえば、エンジン制御ソフトのアップデートによって、燃費効率が向上し、排出ガスを削減させることが可能です。また、運転支援システム(ADAS)もOTAを通じてアップグレードが可能で、新たな安全機能や運転支援機能が車両に加わります。車両のセンサーやカメラの精度が向上することで、より高度な運転支援システムを導入でき、安全性と快適性が増します。

結果として、車両を常に最新の状態に維持することができ、車両の性能を時代に合わせるため自動車メーカーが改良を続けることで、ドライバーの利便性は向上します。

車両の不具合修正も迅速に対応可能

OTA技術は、車両の不具合の修正を迅速かつ効率的に行えます。

従来、車両に不具合が発生した際には、ディーラーまで足を運び、修理やソフトウェアの更新をしていました。しかし、OTA技術を活用すれば、無線通信によって直接ソフトウェアを修正でき、ドライバーの負担を大幅に軽減します。

この技術により、リアルタイムでの管理も可能になります。たとえば、車両に異常が検知された場合でも、迅速な対応が可能となり、車両の安全性と運用効率が向上します。こうした機能により、スマートな自動車の運用を実現できるのです。

かつては、スマートフォンやパソコンで一般的に使われていたような、定期的なソフトウェア更新が自動車領域でも実現されています。

まとめ

OTA技術は、自動車をより効率的かつ安全に進化させる無線通信技術です。

従来、物理メディアによる更新が必要だったカーナビや車両ソフトウェアが、OTAによって無線で容易にアップデートが可能になり、ドライバーの手間を大幅に削減してくれます。

また、自動車機能そのものの改善をサポートし、常に車両を最新の状態に保ちます。さらに、故障や不具合が発生した際も迅速に対応可能です。

このように、OTA技術を導入することで、自動車メーカーは常に最新の技術を顧客に提供できます。ドライブの安全性と快適性の向上を図っているのです。

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