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カーラッピングとは?社用車にカーラッピングをするメリットや注意点を解説

oPPice編集部

カーラッピングとは?社用車にカーラッピングをするメリットや注意点を解説

カーラッピングとは

カーラッピングとは、車体に専用のフィルムを貼り付けることです。従来の塗装とは異なり手軽に外観を一新できます。

カーラッピングの利点

元の塗装を傷つけることなく、望みのデザインや色を表現できる点が大きな魅力です。

施工の過程では、大型のステッカーを貼るように、慎重にフィルムを車体に密着させていきます。複雑な曲面にもしわや気泡が入ることなく美しく仕上げられるため、まるで塗装したかのような滑らかな仕上がりが実現します。

従来の塗装では難しかった複雑なデザインや写真のようなグラフィックも、カーラッピングで再現できるようになりました。また、これまでは一度色を変えてしまうと元に戻すのは容易ではなく、社用車としての価値を損なう可能性がありました。しかし、カーラッピングでは剥がすことができ、元の状態に簡単に戻せるため企業イメージに合わせて柔軟に対応できます。

カーラッピングの目的

カーラッピングは企業の広告宣伝戦略において注目を集めています。社用車の外装に自社のロゴやサービスをPRするデザインを施すことで走る広告塔として機能します。自社車両を使用するため表現の自由度が高く、独創的なアプローチが可能です。それにより、道行く人々の視線を捉え、ブランド認知度を高められます。

カーラッピングの効果を最大化するには、高品質な印刷と丁寧な施工が不可欠です。しかし、企業のPR戦略においては、必ずしも車両全面を覆う必要はありません。効果的な配置さえ実現できれば、部分的なデザイン適用でも十分な宣伝効果が期待できるのです。

施工業者は、マーケティングの観点からアドバイスしてくれるパートナーを選ぶことが重要です。彼らの専門知識を活用することで、自社の広告目標に最適なデザインを展開してくれるでしょう。

カーラッピングは、初期投資以外の継続的な費用が抑えられるコストパフォーマンスに優れた広告媒体です。

カーラッピングの種類

カーラッピングには施工により3種類の方法が存在します。

フルラッピング

フルラッピングは、車体の印象を大幅に変え、なおかつ塗装の保護も期待できるラッピング方法です。外観を一新することができるため、印象を大きく変えたい時に便利です。長期的に塗装を保護できるので社用車の資産価値を保ちたいときにおすすめです。

フルラッピングには、パーツをできる限り取り外して施す手法と、最低限のパーツのみ取り外す手法があります。できる限り取り外す手法は精密さに優れますが、剥離作業時に再度パーツを外す必要があり、作業が複雑なため割高になる傾向があります。一方、最低限のパーツのみ取り外す手法は、剥離時の作業が比較的簡単で経済的に施工できます。

どちらの手法も長所と短所を持っており、目的や予算に応じて選択が可能です。

パーツラッピング

パーツラッピングは車両の一部にデザインを施す方法で、ボンネットやルーフなど多様な部位に施工が可能です。社用車にオリジナルのアクセントを加えたい場合、この方法が理想的です。

予算が限られた中で車体の一部を際立たせたいときや企業のロゴ、会社名を入れたい場合におすすめです。

フルラッピングに比べ塗装保護の効果はやや劣りますが、その分コストを抑えつつお手軽に印象を変えることができます。社用車のオリジナリティを引き立てる効果的な手段です。

デザインラッピング

デザインラッピングは、車体にデザインや図柄などがプリントされたフィルムを施して存在を際立たせる方法です。社用車向けのデザインラッピングでは、単なる車体の色変更にとどまらず社名入れからオリジナリティあふれるデザインまで幅広い広告表現が可能です。

営業車や貨物自動車はもちろん、イベント車両やキッチンカーまで、あらゆる車種が完全独自の他に類を見ない外観になるのが特徴となります。

企業のブランドイメージを車体全体で表現することが可能なため。コストを抑え効率的にアピールが可能です。キャンペーンやイベントを宣伝するのにおすすめです。

社用車にカーラッピングするメリット

社用車にカーラッピングするメリットについて3項目説明します。

広告や宣伝になる

社用車へのカーラッピングは、企業のプロモーションとして優れた手段です。カーラッピングは、移動広告としてメッセージを発信できるので通行人の目を引くことができます。企業のロゴやスローガンを車体に施すことにより、広範囲にブランドの認知度を高める効果があります。競合他社との差別化を図り、信頼性と専門性をアピールすることも可能でしょう。

また、カーラッピングはキャンペーンやイベントの際にも利用価値があります。

たとえば、キャンペーン期間はキャンペーン内容に沿ったラッピングを施せば、キャンペーンの宣伝を簡単に行うことができます。キャンペーン終了後は剥がせば元通りのため、キャンペーンやイベントごとにカーラッピングを活用するのも戦略の一つです。

チラシやWEB広告とは異なり、ラッピングは初期費用のみで継続的な媒体費用がかからないため、長期的なコストパフォーマンスにも優れています。

企業のイメージアップにつながる

ラッピングされた社用車が街中を走ることで広告塔となり、企業イメージの向上や商品・サービスの認知拡大に貢献します。カーラッピングは企業ブランディングの強化に一役買っています。

また、社用車にカーラッピングを施し車体に企業のロゴや情報を入れることで、会社を代表する意識がドライバーに芽生え安全意識が高まります。これにより交通事故の抑止効果が期待できるでしょう。愛着を持って社用車を使うようになると、自然と丁寧に扱う意識が生まれ、結果的に運転マナーが向上します。

そして、カーラッピングは従来の塗装に比べ手軽であり現状復帰が可能です。そのため、将来的に車を売却する際にも、査定に悪影響を及ぼすことがありません。ラッピングを施した社用車は視認性が高いため、他の車両からも認識されやすく事故を避ける助けにもなります。

リース車両などにも施工が可能

多くの場合、リース車にカーラッピングを施すことが可能です。しかし、リース会社によってはカーラッピングを禁止している場合があるため、事前に許可を確認することが重要です。

返却時には、ラッピングフィルムをきれいに剥がして元の状態に戻すことが求められます。剥がす作業はプロの施工店に依頼しましょう。自身で行うと失敗する可能性があり、その場合は高額な修理費用を請求されるリスクがあります。

社用車をカーラッピングする際の注意点

社用車のカーラッピングには多くのメリットがありますが、注意すべき点も存在します。

自治体によっては許可が必要な場合もある

カーラッピングを商業目的で使用する際には、所属する自治体の規定をしっかりと理解し、遵守することが不可欠です。自治体によっては、ラッピングが消防車や救急車などの緊急車両と類似したデザインになると困るため、細かいルールが設定されています。そのため、ラッピング広告を行う前に、必ず役所を訪れ、該当する地域のルールの確認をしましょう。

車体広告として届け出が必要な場合があります。京都市の例を挙げると、広告の範囲が一定以上の面積を占めると建築物などに表示する広告と同じ扱いになり申請が必要になります。申請不要の場合でも事前に相談が必要なケースもあるので、所属する自治体に相談をすることをおすすめします。

場合によっては法律違反になることもある

社用車のカーラッピングは、企業イメージを高める効果的な手段ですが、法的な落とし穴に注意が必要です。

まず、道路運送車両法の視点から見た場合、車のデザインや改造は派手なラッピングや色彩であっても、保安基準を満たしている限り問題ありません。しかし、フロントガラスにステッカーなどを貼る行為は違法と見なされ、取り締まりの対象となることがあります。これは、可視光線透過率の基準(70%以上)を守るためです。

つぎに、著作権にも注意を払う必要があります。他人が創作したキャラクターやデザインを無断で使用すると、著作権侵害に当たる可能性があります。オリジナルのデザインを使用するか、事前に著作権者から使用許可を得ることが重要です。また、有名人の画像を使用する場合には、パブリシティ権を考慮し、必ず使用許可を取得してください。

さらに、道路交通法では一部の広告車両について道路使用許可の申請が必要です。地区によってデザイン審査が行われることがあり、許可が下りない場合は修正が求められます。また、社会的妥当性を欠いた宣伝は民法上の公序良俗に反する可能性があるため、常識をわきまえたデザインを心掛けましょう。

また、信頼できるカーラッピング業者は屋外広告業登録の手続きをしています。依頼する際にはその業者が適正な登録を受けているか確認することが大切です。未登録の業者が設置した広告は、法律上の問題が生じる可能性がありますので、登録業者に依頼することが安心です。

社用車のカーラッピングにおすすめの業者

さいごに社用車のカーラッピングにおすすめの業者を3社紹介します。

デコラティブシステム株式会社「クルマラップ」

特徴

デコラティブシステム株式会社は、社用車やリース車両に対するラッピングサービス「クルマラップ」を提供しています。全国カーラッピング選手権2021で入賞したエキスパートたちが施工を担っており、技術力の高さにより、小さな面積や複雑な形状のラッピングも可能です。

創業40年を超え、5,000社を超える豊富な施工実績と多数の著名企業や公共交通機関を顧客に持っており、同社サービスの信頼性と品質の高さを裏付けています。

サービス内容は多岐にわたり、シンプルで目につきやすいデザインからインパクトのあるフルラッピングまで対応可能で、予算に応じて柔軟に対応できます。

カーラッピングだけでなく、電車のラッピング、屋内・屋外看板、カーフィルムの販売など、幅広い分野でサービスを提供しています。

費用

詳細につきましては、直接お問い合わせください。

URL

https://kuruma-wrap.com/

株式会社ARC「ザラップ」

特徴

株式会社ARCの社用車ラッピングサービス「ザラップ」は、企業の社用車に独自のデザインを施すラッピングサービスを提供し、企業のブランド力と広告効果を高めています。

ARCの特徴として、専門のデザイナーが企業のロゴやキャッチフレーズをデザインし、世界に一つだけのオリジナルデザインを作り上げます。また、デザインの持ち込みにも対応しており、データを元に専門のデザイナーが車両に合わせてデータ調整を行なってくれます。

専門のデザイナーによる品質の高さと優れた技術力を持つ熟練の職人によって、耐久性と美しい仕上がりを両立した施工が実現されます。

ザラップの社用車ラッピングは、多様な車両に対応しており幅広いニーズに応えられます。アフターサービスとして1年間の無償保証も付いているため安心してご利用いただけます。

費用

詳細につきましては、直接お問い合わせください。

URL

https://www.thewrap.jp/

株式会社TEAM

特徴

株式会社TEAMは、企業のロゴやスローガンを巧みに車体に施し、広範囲の人々にブランドやビジネスの存在を印象づける絶好の機会を提供します。

デザインから制作、施工に至るまで、すべての工程を社内で完結させます。これにより、競争力ある価格設定と迅速なサービス提供を実現し、最短で1日での施工も可能です。プロのデザイナーによるデザインサービスも提供されており、顧客の要望やブランドイメージを的確に反映した独創的で目を引くデザインが可能となっています。

車体全体を覆うフルラッピングから、ドア部分のみのハーフラッピングまで、高品質なカーラッピングサービスを通じて、顧客の様々なニーズに対応できるのが強みです。

費用

詳細につきましては、直接お問い合わせください。

URL

https://team-inkjet.co.jp/wrapping/

まとめ

カーラッピングは、視覚的なインパクトを街行く人々に与えて企業の存在感を高め差別化し、広告戦略やブランド構築において大きな役割を果たします。

従来の塗装と異なり、塗装を傷つけずに自由なデザインが可能で、元の状態に簡単に戻せるという柔軟性を持っています。また、一度施したラッピングは長期的に使用可能であり、コストパフォーマンスにも優れています。

このように、カーラッピングは企業活動において広告効果を最大限に引き出す手法として期待が寄せられていますので、検討してみてはどうでしょうか。

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